【新入荷】SHINDO EXPERIMENTAL FOR CORES.03

「EXPERIMENTAL FOR CORES.03」について

  • 新たな表現の探究
  • AWO新樽と向き合う
  • 奥深き熟成やヴァッティングの世界

上記3つをテーマに掲げ、「CORES.03」の開発を行いました。当シリーズで大切にしているのは、「ウイスキーをもっと楽しく」という考え方。ウイスキーを通して、新鮮な驚きや喜びを提供することを目指しています。今回開発した第3弾では、EXシリーズ / CORESシリーズでは初めてとなるアメリカンホワイトオーク(以下、AWO)の新樽をキーに据えました。AWO新樽のフレッシュなグリーンさを表現のひとつとして用いることで、ヴァッティングの幅を広げていく。そんな想いを込めています。

AWOはウイスキー熟成用の樽の樹種として比較的に馴染みのあるものです。特にバーボンに使用された後の樽は穏やかな熟成が期待でき、AWO特有のバニラ様の香りを獲得できる樽として重宝されます。ただ私たちは今回、AWOの別の魅力に注目しました。それはテルペン類による、フレッシュな針葉樹のような心地よいグリーンの香りで、ヴァッティングの際の表現の幅がより広がるのではないかと期待したのです。ただ注意が必要なのは、テルペン類(αピネン、カジネン等)は、奥深くのリグニン分解層に存在するバニリンに比して、樹脂層から早々にアルコールに溶出するため、新樽では樽出しのタイミングを見極めなければ過度な木香を有するバランスの崩れた原酒となり、ヴァッティングに際する使い勝手も良くない状態になりがちです。

そのため、バニリンやタンニンの溶出も適度になされ、かつニューメイクに含まれる未熟臭消失のタイミングを待つことが必要となります。当蒸留所でもその時期を見計らっていましたが、3年が経過した頃に変化の兆しが見られました。森の香りを思わせるグリーンな香りとバニラ様の甘い香りのバランスが適度にとれ、DMS由来の未熟な香りが次第におさまっていくのを感じられる段階が来たのです。こうして熟成を待つこと4年。いよいよ、AWO新樽の熟成原酒を使用するに至りました。

ヴァッティングにおいては、AWO新樽熟成ノンピート原酒(4年熟成)24%をはじめ、バーボン樽熟成ピーテッド原酒を36%、(以下はすべてノンピート原酒)シーズニングシェリー樽熟成原酒(4年熟成)14%、バーボン樽12%、ミズナラ新樽6%、オロロソシェリー樽4%、コニャック樽4%で構成。

グリーンなAWO新樽は、やや控えめに抑えたピートと絶妙に掛け合わせることで若さを感じさせないどころか、土や苔のニュアンスを強調し、あたかもスコットランドの深い渓谷や丘陵に佇んでいるような香味を表現。

一方で、少量のミズナラをヴァッティングすることで付与された伽羅を思わせるラクトン由来の香木様の香りや、新道の原酒の甘い香りは味わいに温かみをプラス。馥郁としたバニラ香やシェリー樽の果実味とも相まって、甘やかさを中心にスモーキーさ、華やかさ、ビターな落ち着きを兼ね備えて渾然とまとまり、円熟した味わいとなっています。

単体では爽やかなグリーンさをもったAWO新樽は、私たちに新しい表現の可能性を与えてくれると同時に、使い方次第では苔むしたグリーンさの表現も可能であるという、熟成やヴァッティングの世界における深淵の一端を垣間見るような経験をもたらしました。ヴァッティングにあたっての私たちのこだわりを感じていただきながら、ぜひご賞味ください。

引用:新道蒸溜所公式HP

BAR新海」では、1杯、45ml:3,960円30ml:2,640円、15ml:1,320円などの少量でも提供しております。

SHINDO EXPERIMENTAL FOR CORES.03に関する詳しい情報は、こちらの記事をご覧ください。