令和6年能登半島地震チャリティーボトル
三郎丸蒸留所より新入荷。
蒸留所より
令和6年能登半島地震によってお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げます。また、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
この度、北陸で最古のウイスキー蒸留所である三郎丸蒸留所を運営する若鶴酒造株式会社(所在地:富山県砺波市三郎丸 代表者:稲垣貴彦)は、令和6年能登半島地震で被災された方々への支援を行うため、三郎丸蒸留所のシングルモルトウイスキーひと樽をチャリティーボトルとしてボトリングし、消費税、資材費を除いた売上全額を寄付致します。
同地震における三郎丸蒸留所の状況は、一部停電等があったものの、現在は復旧できており、熟成中のウイスキーに被害はなく、仕込みを継続することができております。一方で、能登半島における被害は甚大であり、多くの尊い命やそこにあるはずだった穏やかな時間が一瞬にして失われ、今もなお行方不明者の懸命の捜索活動や被害に遭われた方の厳しい避難生活が続いております。
三郎丸蒸留所は、1953年の火災や2016年のクラウドファンディングによる蒸留所復興など、70年以上地域に支えられ北陸で最古のウイスキー蒸留所として、今日まで操業を続けることができました。今回のチャリティーボトルのリリースをはじめ、今後も様々な活動により、北陸の魅力を世界に発信し続けることで少しでも地域への恩返しと応援が出来ればと考えております。
今回、リリースされるウイスキーは三郎丸蒸留所で2020年に蒸留され、3年間熟成されたシングルモルトウイスキーです。三郎丸蒸留所の特徴であるスモーキーなヘビリーピーテッドタイプのウイスキーとなります。ラベルイラストは今回の地震で一部崩落してしまった、能登のシンボルとも言える見附島の在りし日の姿と昇る朝日に復興への想いを込めています。 本ウイスキーが、一日も早い被災地域の復興の一助となれば幸いです。皆様のご理解とお力添えのほどよろしくお願いします。
●くりりん氏によるテイスティングノート
香り:トップノートからしっかりと主張するスモーキーさ。グレープフルーツやレモンピールを思わせる柑橘香、燻した麦芽に土のアロマも伴う。
味:柔らかい麦芽由来の甘みを伴う口当たりから、ピートのほろ苦さ、スモーキーさが香り同様の柑橘感をともなって力強く広がる。
余韻はピーティーでパワフル、焦げた藁や柑橘の綿、喉を通じて体の中心に熱い酒精が宿る。
三郎丸蒸留所のハウススタイルである、ピーティーな酒質の個性が存分に感じられるシングルモルト。3年熟成という期間は一見すると短いが、雑味少なく柔らかい口当たりや香り立ち、存分に個性を発揮した構成。この優しくも力強い味わいが、1日も早い復興の後押しと、被災地へのエールとなれば幸いである。
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